藍の生産は主に阿波、今の徳島県で行われており、原料はタデ科の植物の葉です。
夏に刈り取った葉を室内で積み上げ、水を掛け約3ヵ月間醗酵させます。 出来上がったものを「すくも」と呼び、それをカメに入れ、温水とアルカリを加え攪拌して染料を作ります。
藍の色は糸や布を藍にしばらく浸し、取り出した後空気に触れて発色します。これを繰り返して色の濃淡を表現します。

かめのぞきあさぎはなだあいいろこいあい
瓶覗き浅葱花田藍色濃藍

また、柄の表現としては絞り、型染め、ロウケツ、板締め、ぼかしなどの技法があります。
本藍染の美しい色合いをどうぞお楽しみ下さい。

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